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ビックコミックス「岳(ガク)」1〓4巻、一気に読みました。
世界の様々な山嶺を登り、山岳事故の悲惨さを身をもって知る主人公三歩(さんぽ)が山岳救助ボランティアとして日本アルプスを駆けめぐる。
三歩は超人的なクライマーとして設定されているが、キリキリした性格ではなく、山を愛している姿勢がほんとうに伝わってくる。山岳遭難者の遺体に「良く頑張った」と話しかける三歩。各ストーリーも、おもわず泣けてくるような話が多い。山岳事故の描き方はかなりリアルだけれど、山を愛し、そしてほんわかした三歩の性格が各ストーリーを悲惨な物語にしていない。
私はクライマーでもピークハンター(頂上征服派)でもなく、人のいない森にテント泊したい低山徘徊派だ。山に高低はあっても貴賤はない。
このコミックを読むと猛烈に山に行きたくなる。
ひさしぶりに比良山系のお気に入りの場所でテント泊をしようか。
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