街の草
2020-09-21



猛暑も終わり。

2020年9月20日(日)

午前中は義父母家の墓参り。その前に伊丹市立図書館に立ち寄って、新刊コーナーに並んでいた書籍を一冊借りる。自分ではそれほど積極的には読まない本だが、図書館本の良いところはつまらなくても時間を損した気分にならないところ(苦笑

義母(87歳)が到着する前に、墓のまわりの雑草を抜いて、お墓を水で拭ってきれいにする。約束した時間に義母がお寺に到着したので、皆でお参り。

昼は蕎麦屋で野菜天ぷら蕎麦をいただく。この歳になっても、義母の奢り、でも私たちも長男夫婦や次男夫婦と食事すると、私たちが食事代を出すので、順送りということか。

食後は各自行動。クロモリロードで猪名川周辺をポタリング。

ぐるっとまわって阪神武庫川駅近くの古書店「街の草」に立ち寄る。
店主は今日も本の束作りをしている。縛り本の束から、興味ある本をどう読んだらいいのだろう?
店頭にいる店主に尋ねると、希望の本を束から取り出してくれた。
その本は古書だと思ったら新刊本らしい(発売日は18年前だけど)。「XX掛けで販売しますよ」というので興味あるし、廉価なので購入した。

なかなかDeepな店だけど、古本好きにはたまらない店だろうな。私は古本沼にはまるほど読書家じゃないし、自宅に本は増やしたくないし、余生も少ない。ただ気になった本は買ってもいいだろうな。

だから「日本の古本屋」で「野根山街道 東洋町資料集第二集 」を注文した。
平成16年発行で野根山街道についてかなり詳細に記述されているようだ。ワクワクする本だ。

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ぶらっと走って35km

夜は読書。
島田潤一郎「本屋さんしか行きたいとこがない」を読了。
故郷高知の金高堂書店も紹介されている。

「金高堂は一九五二年に創業した老舗書店。二〇一五年に帯屋町商店街に移転し、見違えるようなきれいな店になった。
 ぼくは高知に行くたびに、金高堂に行き、そこで地元の新聞社が出している本や、文芸書の棚を見る。ー中略ー
 奇をてらった棚ではない。それよりも、地域の知を感じさせるような手堅い選書。文芸書も、人文書も、芸術書もみんなそう。そして、その随所随所に、「おっ、こんなのあるんだ」という本がささっていたり、平積みにされていたりする」(同書79頁)


昨年3月、8月と高知を旅行した際に、地元の本をこの書店で数冊購入した。
たしかに島田さんが言うような、魅力的な書店だ。

20年以上前、旧店舗で高知の詩人の本を何冊か買ったな。そして旧店舗はペンシルビルの構造になっており、高校帰りによく立ち寄った書店だ。

高校3年のとき、同級生と参考書を立ち読みしていて、私が地理の参考書を読んでいると「いくつかその本から質問してよ」とその同級生がいう。いくつか参考書からランダムに問題を出すと、すべて正解。
彼はとんでもない秀才で、地理は高一のときに選択しただけ(彼は国立大学の選択科目は日本史・世界史を選択していた)、そして微分積分も空で解答できるほど。
凡人の私には衝撃だったな。


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