繰り返し
2021-04-10


関西地方はコロナがまたまた蔓延中。隠居生活にとくに変わりはない。
3月末で旧職場を早期退職(58歳)した後輩からSMSが届いた。「どんな生活をしていますか」と聞かれたので下記のとおり返信。

週2(土曜・月曜)孫守り。
1日2食(昼食なし)。
7時間睡眠。
昼は10kmほどウォーキングか自転車で散歩。

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図書館で借りた本を読み、夜はLinuxの勉強と2日おきに日本酒1合を飲む。最近は土佐の酒「文佳人」がお気に入り。

基本、この繰り返し。

読んだ本。


二親が他界したあたりから、人の年齢について区切りが大きくなった。「子供/若者/大人/年寄り」の四区分。補足するなら「子供」の前に「おむつをしている」、「年寄り」の後に「杖をついている」。イギリス王室ジョージ王子は子供で、グレタ・トゥーンベリさんは若者で、市川海老蔵は大人で、マドンナは年寄り。(同書8頁)

いつものように学校や職場に向かい、いつものようにその日が終わる。壁ドンもなく、嫉妬の歯噛みもなく、ただ平凡に日が暮れる。それを「やーん、ありえなーい(有り難い)」と年寄りはつくづく感じるのである。(同書9頁)


冒頭からいきなり緩急のある文章。球種でいうとキレのあるフォークといったところか。著者は私よりすこし下の年代だが、田舎の公立で共学の高校を過ごしたものには、なかなかに「あるよな事象」が次々とあらわれる。

目次の表題がいいね。

   
    秋吉久美子の車、愛と革命の本
    共学と体育、ギターと台風
    科学の先生
    タブアタック出演と保健室と「連想記憶術」
    青春の性欲
    有名な名前
    桜とサンノナナ、いないといる


この作者の作品には陰の面が強くでた作品も多いようだが、この本はまさしく青春の学校内カーストみたいなものや、男女の関係そして恥ずかしながらの高校生活がよく描かれているね。

自分の高校時代をちょっと思い出した。


岸政彦氏の最新小説。


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