先週、日月と一泊二日で滋賀まで「小さな旅」をしてきた。
隠居生活なので月1、「小さな旅」を老夫婦ですることにしている。2月の結婚記念日(42回目)に淡路島旅行を予定していたが、孫のインフルエンザのため孫守が入り、旅行をキャンセル。今回は妻の誕生日祝いを兼ねて「小さな旅」に出かけた次第。
日曜はJR能登川駅から近江バスに乗って五個荘の町へ。五個荘金堂地区は近江商人ゆかりの地として知られており、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。ちょうど近江商人屋敷4邸で雛人形が展示され、共通入館券を購入して、五箇荘の町を散策。
どこもお庭が素敵やね。
荻原魚雷氏のエッセイでもたびたび出てくる作家外村繁実家もなかなか趣があります。
旅行を終えて、外村繁の晩年の作品「阿佐ヶ谷日記」を国会デジタルコレクションで読んでいる。病気で亡くなる直前まで書かれた日記は、老境ならではの静謐な文章が続く。有名な作家ではないけれど、近江の地が育んだ作家であろう。
商人屋敷を巡っていると、地元の案内の人が「次の商人屋敷は遠いので、自動車で行ってくださいね!」と強く提案されるけど、私たちは徒歩。
案内の人は「いやいや20分ほどかかるので、車で行ってください!」と何度もおっしゃる。地方の人ほど車中心の生活をされているので、歩いて移動なんて考えられないでしょうね(苦笑
最初の商人屋敷付近は食べるところが定休日が多い。昼食、困ったなーとGoogleマップで検索しながら歩いていると、次の商人屋敷に向かう途中に鶏料理の店を発見。入ってみると、これが大正解。私は鶏肉をあまり好まないけど、この店の鶏肉は新鮮でめちゃ旨い。
新鮮な鶏肉盛り合わせ、小鉢2品、ごはん、しじみ汁セットで990円。とっても安い。ビールとも相性ぴったり。
満足して、最後の近江商人屋敷へぶらぶらと歩いていく。鈴鹿山系には積雪があり、暖冬とはいえ、この付近は寒さが厳しいのだろう。
ランドナーに最近は乗っているので、昔の無骨な自転車が魅力的に見えますね。
近江バスでJR能登川駅に戻り、彦根へ。JR彦根駅からホテルの送迎バスに乗って、ホテルに宿泊。
部屋から琵琶湖を眺めることができる。
夜はのんびりと会席料理をいただき。早めに就寝。
翌日、午前5時過ぎにホテルの温泉に入浴。朝食をいただいてから、ホテルを出て長浜へ。米原までは電車が多いけれど、長浜までは本数も少なく、けっこう遠いことに今更ながら気づく。
まずは開催されている長浜盆梅展へ。
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