桜の季節。高度経済成長期に植えられた桜が各地には多いので、桜も樹齢50年以上の木が多くなっているようだ。
桜は樹齢40年ほどで成長を止め、多くの桜並木では剪定されて枝振りが弱くなったり、花のひろがりも昔ほどの勢いがない桜も多くなっている。人間でいうと、年老いて体幹が弱くなり、毛髪も淋しくなった状態といえようか。
桜も老いて、私も老いた。そんな今年の春、でもそれなりにやはり春は楽しい。今年は、近場で桜を楽しんだ。
■4月3日(木)
長男夫婦の息子たち(新小学4年と新1年生)をつれて、万博記念公園へ。当初は、国立民族博物館を見学する予定だったが、孫たちが興味を示さないので下の孫は妻とともに太陽の塔の内部を見学。孫たちは桜にも興味はないので、アスレチック迷路や縁日のゲームを楽しんだりした。
孫たちは、まるで昭和の子供のようです。彼らが生きる時代が幸いなることを願うとともに自分ができることをしていこう。
■4月6日(日)
次男が孫娘たちを連れて来宅。近くの公園の縁日で遊んで、ファミレスでランチ。我が家の近くの公園で、シンプルに遊びます。
私たちがもう老木とすれば、孫たちは若木。息子たち、孫たちと、時代を継いでいくことは喜ばしいことなのでしょう。
■4月7日(月)
ふらっと、清荒神へ。阪急清荒神駅前の宝塚図書館に本を返してから、清荒神参道をぶらぶら。小腹が減ったので、老舗の茶店でひと休止。ミニうどんセットと瓶ビール。月曜の午後1時過ぎなので、店ものんびりした雰囲気。
阪急宝塚駅まで街の桜を眺めながら散策。清荒神駅近くの高架をくぐると、漫画家の手塚治虫の実家ではないかと勘違いさせるような佇まいのある風景が残っている。手塚治虫の実家があった場所は、この場所ではないけれど、彼の漫画に描かれた風景ととても似ているような。たぶんまだ自然が多く残っていた時代の宝塚の風景が、ぽかっとした小さな空間に残存したのだろうと勝手に妄想。
宝塚花の道を通って、路線バスで帰宅。
残りの桜巡りはまた後日(書かないかもしれないけど)。
ロードバイクで桜巡りをしていた時代が過ぎて、私もしっかりと老人になった。
でも落ち着いた日々をそれなりにいとおしいとも思う。
この頃は56歳。数年前のような気もしたが、15年も昔になっていた。
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