比良・八淵の滝で遊ぶ
2006-07-17


日曜も関西地方は、蒸し暑い。で、比良の八淵の滝にでかける。
八淵の滝は今回で3度目だが、苦手意識がある。というのは、わたし「高所恐怖症」なんです。
この滝巡りにはハシゴや鎖場を登らなければならない。

JR湖西線の近江高島駅からガリバー旅行村行きのバスに乗った時から、アドレナリンでまくり。
げっ、緊張しているぞ、自分(「下妻物語」桃子風)。

バスの中は、乗客は数人。湖西の端正な田園風景を眺めながらバスに揺られる。この付近は秋には多くの彼岸花が咲いて美しい。 ガリバー旅行村を経て八淵の滝の登山道に入る。

最大の見所、貴船の滝の手前で激しい驟雨。あわててザックから雨具を出し、しばし雨宿り。
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雨宿りをしていると登山道下の渓流から賑やかな声が聞こえる。沢登りの高校生らしき集団が、渓流と遊んでいる。沢登りの完全装備で、おもしろそう。
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でも、みなさん仮面ライダーのショッカー軍団みたいな格好で微笑ましい。

雨が小やみになったので、落差30mの貴船の滝をめざす。渓流を渡り、滝の右側から巻き道(ハシゴ、鎖場)を登って滝の上に出る。雨が降っており、足場が滑りやすいのでかなり緊張する。落ちたら、確実に骨折します。 当たり所が悪ければ死んじゃいます。
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「山が好きなんだぁ、山が好きなんだぁ」と呪文を唱えながら、なんとか鎖場などをクリアー。 滝の上部に出ると、穏やかな流れ。流れの中の岩に遭難碑がある。
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山に抱かれて

夏は緑に抱かれていた
緑は風に吹かれて木になった
木は森になった
森は山になった
その腕の中を
今日も僕らは歩いている
何かを見付けるために

この滝で遭難した高校生武田君のノートに書かれていた詩だと聞いている。
山で死んではいけないが、それは神様の悪戯もある。ただ、もっと山をたくさん歩きたかっただろう武田君の無念さをしばし想像する。
雨もあがり、貴船の滝を眺めながらのんびり休憩。休憩後、再度テンションを上げて、鎖場などを下っていく。 やっぱ、登りより下りが恐いよなぁ。

雨の森、驟雨で力強い滝を眺めることができ、おもしろい時間でした。 ところで沢登りのショッカー軍団、さすがに水量の多さに貴船の滝を登らず、ひたすら歓声をあげながら渓流で泳いでましたね、あれも彼らにとっては忘れられない時間だろうなぁ。

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