冬はいつもこんなに寒かったっけ?と近しい人に尋ねると、今年はいつもより寒さの訪れが早いと答えが返ってくる。
夏には昨年はこんなに暑かったっけ?と尋ねていた自分がいた。
年々歳々、このようにして人は歳をとっていくのだろう。
ちょっと風邪気味なので週末からおとなしく読書していた。
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村上春樹の小説はその解釈を読者に委ねていると言っていいだろう。
だからこそ何度読み返しても新鮮な気持ちになる。
「アフターダーク」を読んだときに、小説の意味や面白さをまったく感じなかったけど、この評論を読むと、もういちど読み返してもいいなと思う。
問題は整理されていない本棚のどこに「アフターダーク」の本が埋まっているかだ。
関川夏央さんの最新エッセイを購入。
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彼の30代から40代にかけてのエッセイと小説が交互に表れる作品が好きだったけど、最近は生きている人に興味はなさそうで遙か明治の文学者の論評を書くことが多いみたい。
ボク自身も、だんだん「生きている人」に興味がなくなっていき、懐かしむべきかどうかわからない昭和という時代が気になるのかもしれない。
この本の出自は文芸誌かと思ったら「週刊ポスト」に掲載された原稿に加筆・修正を加えたもの。
「週刊ポスト」や「週刊現代」など、おっさんのボクでも読まないので誰が読んでいるのだろう。
同じ世代の村上春樹が「アンアン」に連載されたエッセイを加筆修正するのと比較すると、団塊という世代でひとくくりするのは誤っているんだろうな。
体調不良と寒さでロードバイクに乗ることが疎かになっているので、
冬遊びの仕方も今年はひと工夫必要みたい。
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